薔薇とジャスミンとスミレのショコラ
日曜日、晴れ。
軽井沢のブレストンコートにショコラのデザートコースを食べに行った。
加齢とともに年々チョコレートがしんどくなってきたけれど、ジャスミンや薔薇やスミレなど様々な花や果実をふんだんに使って花束のようなショコラのデザートコースを構成したという話を聞き、物心ついてからずっと、食べられる花に滅法弱い私は、どうしても辛抱たまらなく予約を入れて駆けつけた。
軽井沢の冷気はキーンと澄んだ気持ちの良い寒さで、ブレストンコートのラウンジは暖炉の火がメラメラと燃えていてホカホカに暖かかった。
清潔感と温かみのあるハーブの香りも漂っていた。
一品目はジャスミンとハッサクと金柑とホワイトショコラ
2品目は、薔薇とサワーチェリーとショコラ
3品目はミニャルディーズ10種
夢のような美しさだった。
人間はこれほどまでに美しいお菓子を創り出せるものなのか。
美の暴力…美しさとおいしさで殺されかけた…血糖値的意味でも死にかけた。
晩ご飯は、キャベツと鶏肉と椎茸の玉子炒め、モヤシとニラと人参のタイ風炒め、おばあちゃんがこしらえてくれた恵方巻き。
しんどい。もう当分チョコレートはダメだ…