恐ろしい食べ物
土曜日、雪。
午前は出勤。
遅いお昼を家で食べる。甘くしたネスカフェに、おばあちゃんが作った、パンの耳を揚げて砂糖をまぶしたお菓子。
これは世にも恐ろしい魔の食べ物。キツネ色よりももう少し濃いめに色付くまでしっかりと揚げられたパンの耳は、アブラも砂糖もたっぷりと染み込みながらもサクサクのカリカリ。
おばあちゃんが近所のパン屋さんのはねだしのパンの耳をまとめ買いして一気に作るのでスーパーの買い物袋いっぱいくらいの量がある。
アブラと糖と炭水化物のバケモノ…ヤバい…ヤバい…と脳の奥の遠くから危険信号が点滅し続けるのを感じながらも、意識が遠のくみたいに心が空っぽになっていつまでもいつまでもパリパリサクサク無限に食べ続けてしまう恐怖のスナック…。
晩ご飯は、アンコウと白菜の柚子鍋、大根と手羽元のべっこう煮、焼うどん。