光の石
日曜日、晴れ。
猫の一週間のご飯の仕分けをしながらNHKの「日曜美術館」を観た。
名古屋城復元の特集。
凄まじかった。感動した。
おばあちゃんが
「あんたがテレビをこんなに食い入るように観るなんてないから、そっちの方が感動した」
と言った。
絶対に実物を観覧しに行くと心に決めた。
先週に夫のロザリオと私のネックレスを買ったアンティークショップを再訪し、昨日買ったハンドバッグ用のチャームの製作をオーダーした。
買ったペンダントを付けて行ったら喜ばれた。
「せきざわ」に寄って蕎麦三昧を食べた。ざるも、松の実を練りこんだという変わり蕎麦も、冷たく喉越しが良いけれど味はあまりしなかった。最後に出た、お雑煮風の蕎麦餅は柚子の香りがきいていて美味しかった。蕎麦湯はぬるくて薄かった。
「ロント」でクイニーアマンとカヌレとスペキュロスを買って帰った。
下道を使ってのんびり運転したら、予約していた丁度良い時間にヘアサロンに着いた。
トリートメントとカット。
付けていたペンダントを褒められた。
帰宅後、コーヒーとクイニーアマンでオヤツ。晩ご飯の支度。
メカジキのムニエルとキャベツのソテーとカボチャサラダ。
メカジキのムニエルうまし。
味付けは、ニンニク、ブラックペッパー、バター、醤油、ローズマリー。美味しくならないわけがない。
今日は1日、運転しながら、ご飯の支度をしながら、何度もアップルコールセンターのお姉さんに言われた言葉を思い出していた。この先も、きっと何度でも思い出しながら生きていくだろう。
あの言葉は、私の闇を照らす光の石だ。
死ぬまで無い事だろうが、もし誰かに「あなたの人生を変えた言葉とは何ですか?」と尋ねられたら「アップルコールセンターのお姉さんに言われた『あなたは素敵な方です』です」と答えたい。